かく歯科医院では、「なるべく削らない」「痛みを感じさせない」「再治療を減らす」ような虫歯治療をこころがけています。
「歯磨きを毎日しているのになぜか虫歯ができてしまう」、「甘いものをそんなに食べているつもりはないのに虫歯ができてしまう」、という人もいるのではないでしょうか?でも逆に、歯磨きをそんなにしなくても、甘いものをたくさん食べていても虫歯にならない人、というのもいます。この違いは一体何なんでしょう。
虫歯の原因というと、「歯磨きをしていないから」「甘いものを食べ過ぎたから」というように思われがちですが、実は単純にそうだとは言えません。虫歯というのは、いくつかの原因がからみ合って起こっています。虫歯の原因とはどのようなものか、見ていきましょう。
歯磨きはきちんとやっているつもりなのに虫歯になってしまう、という場合、ブラッシング方法自体に問題があることも多いものです。虫歯の原因となる虫歯菌は、歯の表面のプラーク(歯垢)の中にいます。歯を磨いていてもブラッシング方法が間違っていてプラークが取りきれていなければ、虫歯はできてしまいます。また、ブラッシングを行うタイミングも重要です。虫歯ができるのは大抵、夜眠っている間です。朝昼歯磨きをしていても、歯磨きをしないで眠ってしまうことの多い人は、虫歯ができやすくなります。
体質は人によってそれぞれで、体の強い弱いがあるように、歯にも元々強い人、弱い人というのがいます。歯の質がしっかりしていなければ、虫歯菌の出す酸にたちまちやられてしまいます。また、唾液の質や量というのも体質のうちですが、これも虫歯のなりやすさに関係してきます。唾液がネバネバしていて流れが悪かったり、唾液が少ないような場合には、お口の中の細菌がうまく洗浄されず、細菌が増えてしまい、虫歯にかかりやすくなってしまいます。
どんな食生活を送っているか、というのも虫歯のできやすさに関係してきます。例えば、間食が多いとそれだけプラークが溜まりやすくなるため、虫歯のリスクが高まります。特に甘いお菓子や飲み物をよく口にする人は要注意です。夜食を摂る習慣のある場合も、眠っている間に虫歯ができやすくなります。また食事内容も重要で、野菜などの繊維質をあまり摂らずにやわらかい加工品を摂ることの多い人は、噛むことが少なくなって唾液の出が少なくなりますし、歯に食べ物が停滞しやすいため、虫歯にかかりやすくなります。
虫歯の原因はプラークです。プラークはお口の中の虫歯菌が糖質を原料として作り出したもので、その正体は細菌の集合体です。このプラークの中に住んでいるおびただしい数の虫歯菌が、お口の中に入ってくる糖質をエサにし、酸を放出します。その酸が歯を徐々に溶かしていき、虫歯ができてしまうのです。つまり、甘いものや、炭水化物のような糖質を多く含むものを多く口にしているほど、虫歯菌が活発に活動しやすくなり、プラークを多く作り出すことで、虫歯にかかりやすいお口の環境になっていくのです。
虫歯は「痛い」というイメージがあるかもしれません。「痛くなったら虫歯だからその時に治療してもらえばいい」と考えている人もいるかもしれませんが、実は虫歯というのは痛みが出てからでは遅いと考えてください。
虫歯は進行性の病気で、初期の段階では全くと言っていいほど痛みを感じることはなく、初期の段階で虫歯を自覚することはほとんどないと言っていいでしょう。虫歯は進行度に応じて5段階に分けられますが、軽い段階で見つけるほど、治療も楽で、歯を長持ちさせられる可能性が高くなります。逆にひどくなってからでは、治療も大変になり、歯を長持ちさせることが難しくなってきます。
歯の再表層にあるエナメル質が、酸によって溶かされ始めた状態です。穴はまだあいておらず、表面が白く濁った状態や、光沢が失われザラついたような状態になります。自覚症状も全くありません。
歯のエナメル質がさらに溶かされ続けると、穴が開き始めます。これがC1と呼ばれる段階です。穴はエナメル質の範囲にとどまっている状態で、まだほとんど痛みを感じることはありません。
虫歯がエナメル質を越えて、深部にある象牙質にまで達した状態です。穴も大きくなり始めますが、内部で広がっている場合には外からだとわかりにくいことがあります。象牙質に虫歯が達すると、甘いものや冷たいものなどでしみるという症状が現れてきます。
さらに虫歯が深部に進み、歯の神経に達してしまった状態です。この状態になると、何もしなくても脈打つようなズキズキと激しい痛みが現れてきます。痛み止めを飲んでも効かないことがよくあります。
歯のほとんどが虫歯で破壊され、根っこだけになっている状態です。神経は死んだ状態で、痛みがなくなっていることが多いですが、内部が細菌で汚染されており、歯根の周りに膿を溜めていることもあり、のちに激しい痛みを出すこともあります。
虫歯は「治療する」ことはできますが、虫歯はごく初期以外、基本的に元どおりに「治る」ことはありません。一度虫歯で失われてしまった歯は自然に再生することはありませんので、代わりの材料でその部分をとりあえず「補っている」だけにすぎません。どんなにぴったりに人工物を詰めたりかぶせたりしても、材料の劣化などにより、境目から虫歯が再発することもあります。
このようなことを繰り返して、歯はどんどん悪くなっていってしまうのです。健康な歯を生涯保ち続けるためには、虫歯になる前に「予防」すること、これが一番大切です。どんなに良い材料を使って治療をしたとしても、天然の歯に勝るものはありません。ぜひ、今からでも予防歯科を始めてみませんか?
歯の痛みなどのトラブルに対する治療、詰め物やかぶせ物、入れ歯などで噛む機能を回復する治療を行います。
歯を失ったところに人工の歯根を埋め込んで、噛む機能の回復、見た目の回復をします。天然歯のような使い心地が魅力です。
虫歯や歯周病を積極的に予防していくことで、歯を健康で長持ちさせるためのお手伝いをしていきます。
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